意外な一面!中国人の寂しがり屋エピソード3つ
2019/11/14

「中国人」と聞けばどんな性格を想像するだろうか?
一度も彼らと関わったことがなければ、メディアでよく聞く「うるさい、マナーが悪い」というイメージを持たれているのかもしれない。
私は上海に3年住んでいろんな中国人と関わってきたが、「実は中国人ってこんな一面もあったんだ!」と思わせられるような出来事をたくさん見てきた。
その中の一つとして、彼らはとっても寂しがり屋だということ。
今回は彼らの実際に私が見てきた寂しがり屋エピソードを紹介したいと思う。
File① 一人じゃ寂しくて…添い寝をせがるルームメイト高ちゃん(仮名)
半年ほど中国人の女の子3人とルームシェアをしていた時があったのだが、そこにいた3人はみんな本当に寂しがり屋だった。基本的に誰かと繋がっていたい、誰かと一緒にいたいという想いが強いのだ。
ある日の朝、部屋のドアが開いていたので覗いてみると、ルームメイトが2人で一緒に寝ているのが見えた。一瞬「どういうこと!?」といろいろ疑ったが、とりあえず見て見ぬふりをしておいた。
彼女らの一方が起きてきたので何も見てないような顔をしていたら、その子が「あの子が寂しいっていうから一緒に寝てただけよ」と言ってきたのだ。
それから、ある日、別のルームメイトである高ちゃんに「寂しくて一人で寝られないから一緒に寝てほしい」と言われてギョっとした。
仲良くなりたてだったこともあって、まぁいいかと一緒に寝ていたが、途中から誘われる頻度が多くなり、基本一人でのびのびと寝たい私にとって苦痛になってきたため、途中で起きて自分の部屋に帰ったり、うまくはぐらかしたりすることもあった。
彼女らは20代後半だからもう立派な大人だと思うが一人で寝られない程寂しいらしい。
日本人ってまだまだ独立心があるほうなのかなと思い知らされた出来事だった。
File② 基本的にパーソナルスペースが近すぎる中国人女性
中国人の女性と一緒に歩くと、大抵の子は腕を組みたがる。日本人同士なら、いくら仲が良くても腕なんか組んだりしないし身体に触れることさえも避ける。
中国人の女性にとって腕を組むことは友達である証なのか、歩いている時に急に腕を組まれるから少しびっくりする。
それから、街で電車で席に座っているときや列に並んでいるときも基本的に距離が近い。
車内では、少し席に隙間があろうものなら人の太ももを踏んづけてまで座ろうとしてくることもある。特におばさんくらいの年齢になると、隣の人が見ず知らずのおじさんであろうが体が触れていてもお構いなしといった表情だ。
エスカレーターや列に並んでいるときも人との距離を空けない。人の気配を感じるなと思って振り向くと、数センチの距離でピタッとくっついている。
個人的にはもうちょっと距離を空けてほしいところだが、こういう文化だから仕方がないと諦めることがほとんどだった。
File③ みんなで繋がっていたい。SNSに依存しすぎる若者たち
中国では、LINEに似たSNSチャットの『微信(wechat)』というものが使われている。
LINE同様、写真やコメントを随時投稿できるようになっているのだが、一旦投稿してみると、ものの5秒で「いいね!」がつくこともある。
そんな速さで反応できるなんて、いかにみんなが常にwechatをチェックしているかというのがわかる。そして、投稿してから30分もたたずに中国人の友達からたくさんの「いいね!」がつく。
確かに、電車の中や仕事中、どこで誰と何をしていても常にスマホをいじっているイメージがあって、とにかく友達の状況が気になって仕方がないといった様子だ。
それから、上海に住む日本人の知り合いと「あれは何なんだろうね?」と理解しづらい行動が話題になった。
「今何してるの?」「友達とご飯食べてるよ」「そうか。分かった。じゃあね」と特に何の意味のない会話を電話で繰り広げているというものだった。
とにかく友達のことが気になって気になって仕方がない寂しがり屋な中国人。
変化が激しく不安定な世の中で、こうやってみんなで寂しさを紛らわせて保っているのかもなと、どこか切ない気持ちにさせられた。